ギャンブラーなら絶対観るべきドキュメンタリー5作品

皆さんのお好きな映画のジャンルは、どちらかといえばスポーツ系でしょうか。どのジャンルがお好きであろうと共通した事実が一つあります。それは、ギャンブル人生の本質について理解している人はほぼいないということです。フットボール選手としての人生を送ったり、ギャンブル問題について議論したりする必要はありません。今回ご紹介する映画は、そんな経験がなくてもプレイヤーの人生に引きずり込まれるような作品ばかりで、ギャンブルのとにかく素晴らしい部分と最悪の部分の両方を目の当たりにすることができます。

豪勢な大物ギャンブラーが利用する飛行機に乗って、毎日が夢のような世界へと羽ばたくこともできれば、自由気ままなプレイヤーと共に、中南米を歩き回ることもできるでしょう。

 

  • 闇ポーカーの内側(Inside Underground Poker)

2021年に公開された『闇ポーカーの内側』には、個性豊かな登場人物が次々と現れます。観る人の多くは、刺青のマイキー、ドライバーのブラッド、銀行屋のジョンのような刺激的な役柄にすぐさま引き込まれたはずです。

プロデューサーのジョン・ビュレットはニューヨーク市で闇ポーカーの現場に飛び込み、プレイ ヤーたちの人生に陰を落とす複雑な影響を目にしました。この作品は違法ポーカーゲームの組織の生え抜きで、パイロットのブラッドと呼ばれる一人の男を追いかけます。彼は政府や連邦当局を出し抜こうとするのですが、結局検挙されてしまいます。そんな闇ポーカーの現場で、違法ゲームに関わらないようにしている人々に悪夢が訪れるのでした。

  • ギャンブル依存症と私 −本物のハスラー(Gambling Addiction & Me – The Real Hustler)

次は、舞台をイギリスに変えて、『ギャンブル依存症と私 − 本物のハスラー』を見てみましょう。2012年にアレクシス・コンラン監督によって撮影されたこのフィルムでは、極めて私的とも言える問題に、彼なりの見解が表現されています。コンランは、なぜ父親がギャンブルで投獄されることになったのかという問いに対する答えを見つけようとします。また彼は自分も父親と同じ闇の裏街道を進むことができるかどうかを確かめようとします。『ギャンブル依存症と私』は依存症の赤裸々な恐ろしさを垣間見させてくれ、世間にほとんど知られていなかったこのあざとい病気をまざまざと描いています。 

この作品を観た人は、アレックスと共に彼の父親の行動の裏に隠された意味と理由を見つけることになります。快楽とギャンブルとを分かつ細い境界線を人々が超えてしまう理由は何なのか?このたった一つの問いに対する答えを求める一人の人間が、このドキュメンタリーを追いかけます。

様々なプレイヤーたちがコンランのインタビューを受け、自分となんら変わりのない人々がいかに人生を台無しにしてしまったかについての悲惨なストーリーが語ります。あなたの手の中のバンクロールは決して取引の対象にしてはならないのです。多くのギャンブラーが同じことを経験してきました。家庭、恋人、家族、仕事、それらを全て失うことになるのです。アレックスは、オンラインカジノとギャンブラー数が激増していることとの重大な関連性についても問題提起しています。

  • ある子供のゲーム:オンラインポーカーの話(A Kid’s Game: The Story of Online Poker)

『ある子供のゲーム:オンラインポーカーの話』は、世界最強の若年ポーカープレイヤーたちの日常生活を描いた興味深いフィルムです。自分のキャリアのみならず、オンラインゲーム生活への影響についても考えさせられます。非常に多くの人々が、実際のお金を賭けるオンラインカジノについての問題と同時に、子供や青少年が自分のすぐそばにいることの難しさに直面しています。このドキュメンタリーには何人かのプレイヤーとのインタビューが含まれており、彼らはギャンブルができる法定年齢の前からオンラインポーカーを始めていたと話しています。また、一部のプレイヤーたちは、こうした若い頃からの経験を基にギャンブルの実力を確立してきたことがよくわかります。一方、オンラインポーカーの裏側も描かれています。その一例として、若年プレイヤーの一人が、ゲームで期せずして自分のバンクロールを失ってしまう様子が描かれています。

  • さあ賭け金を置いて(Now Place Your Bets)

 

『さあ賭け金を置いて』はジェームズ・バーナードが2017年に制作したドキュメンタリーです。このフィルムにはピート・ローズ、ジョー・ダミコ、リチャード・デイビーズ教授といった著名な人物が出演しており、合法的にカジノが楽しめるラスベガスがスポーツベッティングの高まりに果たした役割を模索しています。スポーツベッティングの世界がドキュメンタリーになったのは本作品が初めてかもしれません。本作品は特にスポーツベッティングの急増に注目していますが、スポーツベッティングはラスベガスおよび米国で以前から合法として扱われています。

  • フロントライン:ファンタジースポーツギャンブル(FRONTLINE: The Fanstasy Sports Gamble)

2016年にPBSがニューヨークタイムズと提携して製作したのが 『フロントライン:ファンタジースポーツギャンブル』です。私の同僚の多くが、「ファンタジースポーツギャンブル」はギャンブル界における最も奥が深いドキュメンタリーだと考えています。二大サイトの DraftKingsとFanDuelがこのドキュメンタリーの目標 で、米国のあらゆるギャンブル企業がファンタジースポーツベッティングを推進しています。どの企業もおそらく聞いたことのある企業です。ご覧になると、一体どうやって資産を増やしているのか興味をそそられるでしょう。

カジノ業界とギャンブルを嗜む人の数は信じ難いほど急激に増加しています。少し時間がある時に、1、2時間横になって、自分と同じプレイヤーたちの人生について学ぶのもいいものです。そして、コンテンツが面白くみなさんの刺激となれば幸いです。次の余暇を利用して今回紹介したドキュメンタリーのいずれかをぜひお楽しみください。